正社員？人材派遣？会社勤めはどちらがいい？

2000年を超えたあたりから、公務員と正社員の価値が上がり始めました。昔は正社員になるのが当たり前でしたが、小泉内閣の影響により派遣法を改正して以来、人材派遣会社、派遣社員が増えるとその待遇を疑問視する声も所々で見受けられるようになりました。

このような世の中の流れの中で、正社員の方がお得だと感じる人が多く、そのような利害関係だけで大学を卒業してからすぐ正社員になろうとする人がいます。では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか？

一般的に考えられている事の一つは厚生年金に加入できることです。また、保障がしっかりしており簡単に解雇になる事はありません。なぜなら、法律では整理解雇の四要件と呼ばれるものがあり、その四つの条件を満たすことが基本になるからです。

ただし、目先の待遇だけを求めて会社を選ぶことは、結果として自分にとっていい経験にはなりません。何をやりたいかで、その業種や業界が正社員での就業が多いのか、派遣社員という就業が多いのか、という風にまず考えてみましょう。

一方で、派遣社員が増加している傾向が見受けられます。企業側からすれば、派遣社員は契約期間を定めて即戦力を雇えるということから積極的に使おうとする企業が増えました。基本的に、企業の立場として考えると、正社員を利用するよりも派遣社員を利用した方が負担は小さくなるわけです。

期間が決まっているので、企業サイドとしては必要な期間だけ働いてもらうことができますし、働く側としては働きたい時に可能な期間だけ働くことができます。

過去のイメージだとエンジニアやオペレーターなどの専門性が強い業種がメインでしたが、近年はサービス業でもこのような働き方、雇用体系を見かけることが多くなっています。

従来の価値観ですと、終身雇用という固定観念の中で人々は生きてきましたが、世の中に色んな価値観が混在するようになり、働き方は様々になりました。

自分にあった人生設計を立てるときにどの道が自分の自己実現ができるのか、自分の夢がかなえられるのかが大事です。働き方というのはそれを助ける手段です。

s 派遣だから、正社員だからという気兼ねはせず、自分のやりたいことにあった道を選択しましょう。